中国での3D/CAD/CAM/製図代行とは?
CAD作成は中国に任せよう

国がIT教育に力を入れていたこともあり、中国CAD設計技術はレベルが非常に高く、人件費も安いため大手建設業者がCAD作成を委託する国として人気が高くなっています。文化や言葉の違う国への業務委託に不安や不信感を抱く企業もあります。しかし中国でCAD/CAM業務に携わる会社は、日本企業との業務提携などにより日本語や日本の技術レベル、サービスを学んでいるところも多くあります。
またそのような会社では日本特有の事情にも詳しく、臨機応変に対応することをセールスポイントとしているため、海外企業への業務提携で起こりがちなトラブルにもスムーズに対処できることでしょう。
中国CAD設計と日本CAD設計の大きな違い
CAD作成時に日本と中国の間で大きな問題となるのが規格の違いです。日本では主に日本工業規格(通称JIS)が使われますが、これは日本特有の規格であるため海外のCAD/CAM作成ソフトには対応していない場合や、技術者がJISを知らない場合があります。対して中国ではGB規格という中国の国家標準規格が使われています。中国でGB規格を用いて作られたデータは日本では使えないため、変換を行う必要があります。これに対応してくれるかどうかは業務を委託する会社によって違うため、注意が必要です。