海外での3D/CAD/CAM/製図代行とは?
CAD/CAM業務の海外アウトソーシング

CAD/CAMシステムを使ったCAD作成もそのひとつです。とりわけ教育水準が高く、人件費も安い中国や東南アジアは、他の業種でも言えることですが、日本企業から熱い視線を注がれています。その一方で、中国や東南アジアへのアウトソーシングに躊躇する企業もあります。どの国を見てみても法律や商習慣、文化や言語が日本とは違う国ばかりだからです。また中国であれば強い反日感情がありますし、タイには洪水という自然災害があります。しかもこれらの国々に共通しているのは、勤勉すぎる日本人には考えられないような仕事への態度、時間感覚などです。以上の点が、中国や東南アジアへのアウトソーシングを躊躇している企業が抱いている心配要素といえます。
さらに実務面で言うなら規格の問題、品質への不安も根強くあります。しかしコスト面を考えるのなら、海外CAD設計を行うのにこれらの国はうってつけです。しかも高いレベルでCAD作成を行う海外CAD設計者を抱えているのです。
海外CAD設計の違いとは
アウトソーシングでCAD作成を行う際に、気を付けなくてはならないのが規格の問題です。日本国内で使われているのは日本特有の規格である日本工業規格です。この規格にそってCAD/CAM業務が行われなくては、日本では使えないデータが出来上がってしまいます。ベトナムのように、日本向けに業務を行っている会社があれば問題はないのですが、中国のように中国の規格であるGB規格が使われている場合には注意が必要です。