日本とベトナムにおけるDCサービスの違い

日本では、クラウドサービスの利用が急速に拡大しています。これまでWebアプリケーションのサーバーやシステム開発環境ではよく利用されていましたが、新たに企業の業務システムのサーバーとしての利用も増えています。日本のDCサービスの市場規模ですが、2014年で9,682億円との予測がIDC Japanによって出されています。

ベトナムの市場規模はその100分の1にも満たないのですが、競争率の激しい日本と違ってベトナムでの成長率は高く、ベトナムデータセンターやクラウドサービスは今後更なる発展が見込まれています。
その他のベトナムデータセンターの特徴については、次の通りです。

ベトナムにおけるデータセンターの特徴とリスク

ベトナムにおけるDCサービスは、インターネットデータセンターに限りません。製造業の進出が多く、生産拠点として重要視されているベトナムは、生産オペレーションや業務システムのためのデータセンターが求められています。そういった背景も踏まえ、ベトナムデータセンターを利用した大手IT企業による生産管理クラウドサービスも始まっています。

ベトナムにデータセンターを設置するリスクとしては、ITインフラの未整備や電力供給が不安定であることから、通信障害がいつ発生してもおかしくない状況にあるということです。ですが、現在インフラ整備が進められているところなので、今後はだんだんと安定してくることでしょう。

ベトナムデータセンターを利用するにあたって

費用について知りたい場合などは、各企業に問い合わせをすることになります。ベトナムでDCサービスやクラウドサービスを行なっている日系企業であれば、ホームページも日本語版があるので特に問題はありません。ホームページ上に載っている問い合わせ先に日本語で連絡することで、問い合わせや見積もり依頼をすることが出来ます。