3D・CGも 海外動画加工や海外動画制作でコストダウン

動画といえば昔は媒体がテレビくらいでしたが、近年は、DVD、WEB、スマートフォンと動画を配信できる媒体が多く、企業が広告宣伝のツールとして利用し、動画制作の需要が急激に増えています。国内の制作会社も多数ありますが、コスト削減を重視するなら海外企業への依頼を考える企業が増えています。

また、国内の映像制作会社でも作業する社員をかかえるより、海外企業に業務委託したほうがコスト安ですから、海外動画加工や海外動画制作が注目されています。アニメーション制作においても3D・CGに対応できる技術力がある会社が多数あるのです。

スマートフォンアプリやゲームでアニメーション制作の需要が急上昇

海外動画加工や海外動画制作の分野で特に需要が高くなっているのが、アニメーション制作です。特にスマートフォンの普及で、アプリケーションやゲームの開発依頼が急激に増えています。年間で制作されるスマートフォン向けのアプリケーションは年間数十万といわれており、子供向けアプリケーションで使用するアニメーションキャラクターやゲームアプリケーションを迫力あるものにする3D・CGグラフィックの制作の需要が高まっています。

アニメーション技術に自信 タイのデジタルコンテンツ産業

タイ王国は、2000 年代よりハリウッド大作の3D・CG 製作をはじめとするコンテンツビジネスの企業が多数成功をおさめており、アニメーション制作産業を、国をあげて応援しています。2006年には「タイアニメーション・CG協会（TACGA）」というタイ政府認可の協会が設立され、現在、100近い会員企業・団体が加盟しており、アニメーション産業の発展と海外へのビジネス展開に力を入れています。日本でも、年に1回、デジタルコンテンツ商談会が行われており、海外動画加工や海外動画制作を積極的に展開しています。ゲーム業界やアプリケーション業界で国際的な実績がある現地の映像制作会社が約20社参加し、具体的なアウトソースの相談ができる貴重な機会となっています。